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けやき共同作業所のお弁当  (p150611000)

販売価格450 円
原材料米、牛肉、卵、野菜など
放射能測定結果不検出
購入方法下記の連絡先にお電話でご注文ください。
◆当日にご注文の場合
   8:30から9:30まで
◆前日までにご注文の場合
  17:00まで
<商品説明>
けやき共同作業所では日替わり弁当をはじめ、からあげ弁当やハンバーグ弁当など各種多様なお弁当を作っています。お弁当のお品書きにはその日の「雑学」がついていて、お弁当とともに、知識も召し上がることのできる一品です。50円プラスでお味噌汁もどうぞ。


【放射能測定結果報告】
学生レポート
「けやき共同作業所のお弁当」は放射能測定検査を実施しており、セシウム不検出となっております。詳しくは「放射能測定結果報告書」及び「食品放射能分析結果」(PDF 1.08MB)資料をご覧下さい。
「放射能測定結果報告書及び分析結果」(PDF 1.08MB)

<お店の紹介>
shoukai

けやき共同作業所
〒970-8026
福島県いわき市平字北目町39-10
管理者 木村活昭


TEL:0246-21-8020
FAX:0246-25-5608

※商品に関するお問い合わせや購入希望などは、こちらへお問い合わせください。

<学生のレポート>

~『けやき共同作業所』へ取材に行った、学生たちのレポートをお届けします~

「けやき共同作業所」とは・・・・・・
社会福祉法人「希望の杜福祉会」の運営する就労継続支援B型事業所です。
今回は「けやき共同作業所」について管理者の白土さん(H27年当時)からお話を伺いました。
本事業所は福島県で最初の精神障がいを持つ方々の日中作業所で、長年北目町で活動してきました。精神障がいについては誤解や無理解も広くありますが、地域の方々のご協力のもと、活動を続けています。

Q.「けやき共同作業所」で作られているお弁当について教えてください。

A.「けやき共同作業所」では日替わり弁当を中心に販売しています。日替わり弁当の他にも、からあげ弁当やハンバーグ弁当、お魚弁当など、バラエティー豊富なメニューを取り揃えており、1日約210〜300食ほど作っています。
本事業所では、お弁当の製造とあわせて、配達も職員・利用者が一緒に行っています。ご注文をいただいている企業や個人への配達、高齢の方向けの配達もしています。

Q.事業所の名前にはなにか由来がありますか?

A.正面のところにけやきの木があります。そのけやきの木のように、たくましく、大きく成長するようにという願いが事業所の名前には込められています。
本事業所では最近、知的障がいを持つ方の利用も増えてきています。希望の杜福祉会は楢葉町でも事業所を運営していたので、震災後はいわき市に避難をしている利用者の方もここで働いています。みなさん、体力もあり、継続して仕事に励んでいます。

Q.震災当時のことを教えてください。

A.けやきでは作業が終わり、みんな帰り支度をしていたところでした。幸い、利用者・職員ともにけが人もなく、まず職員で利用者全員の帰宅の送迎をしました。翌日からはしばらく利用者には自宅で待機してもらい、避難についてはそれぞれの判断に委ねることになりました。

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(写真)作業所のホワイトボードにある「人類がこれまで体験したことのない災害」という言葉。当時のことを忘れないよう今も残っている。

その後、けやきはグループホームや利用者の避難所として開放することになり、楢葉にあった事業所の利用者も合流するなど、みんなが集まる場所にもなりました。
当時は、水道も止まってしまったため、職員は水の確保のため、赤井岳に水を汲みにいったりもしました。食べ物は、震災の前日に中学校からイベント用にお弁当の注文が入っており、その材料等もありなんとかなりました。また支援物資にも大変お世話になりました。
震災のとき、一番困ったのが薬の確保です。薬局などは開いているところが少なく、利用者の必要とする薬を確保するのに、職員・理事が総出で奔走しました。

Q.震災後のことを教えてください。

A.3月末に水道が復旧したので、4月からは事業所を再開し、年度内に利用者も全員が戻ってくることができました。震災直後は地元の販売先も影響を受けていたため、収益に不安がありました。ですが、復興支援イベントや県外の支援団体の協力により、関東などに「味みそ」等の商品を販売しています。こうした支援もあり、震災前より注文は増えています。

Q.普段心がけていることや今後の目標などがあれば教えてください!

A.「精神障がい」への意識を変えていくことを目指しています。利用者の方と関わっていると、私たちが「できない」と思っていることでも、彼らは挑戦し「できる」ことが実に多いです。その人の病気にだけ目を向けるのでなく、潜在的に持っている能力やその人自身に向き合うことを心がけています。そして、障がいを持っている方が地域の中で就労していくことを支えていければと考えています。

学生の感想

・今回の取材では、利用者の方が包丁を使って調理している姿が一番印象に残っています。これまでの取材では、利用者の方が作業で刃物を使っている事業所が少なかったからです。障がいを持っていても、その人の能力は多元的で、私たちが勝手に危険だと思いこんでいたことを意識しました。(大平)

・取材に伺うまで、私は就労支援事業所について暗いイメージを持っていました。ですが、作業所の利用者の方の作業に取り組む真剣な姿、また作業の雰囲気もとても明るく、想像と全く違っていました。お弁当、とても美味しかったです。(星野)

・震災直後、けやきさんのスタッフの中には、支援物資を公民館など近所の方々に配っていらっしゃった方がいたことを知りました。地域とのつながりについて具体的に感じ、非常に勉強になりました。(上遠野)

・今回、私は初めての取材でした。取材を通して、作業はとても静かでしたが、その空気感に仕事場として雰囲気を強く感じました。お弁当ぜひ食べてみてください!(たなか)