販売価格1食あたり100円(税込)
原材料
放射能測定結果不検出
購入方法お求めの際は、お電話でご注文いただけると幸いです。
<商品説明>
ワークセンターしおさいでは、さぬきうどん、きしめん、ラーメン等の手打ち風生麺を製造しています。できるだけ美味しい麺をみなさまに提供するため、注文を受けてから製造します。麺はその日の天候や気温に影響を受けやすいため、塩や水の量に十分に気を遣い、心をこめて作っています。私たちのこだわりの手打ち風うどんを、ぜひご賞味ください。
【放射能測定結果報告】
「しおさいのうどん」は放射能測定検査を実施しており、セシウム不検出となっております。詳しくは「放射能測定結果報告書」及び「食品放射能分析結果」資料をご覧下さい。
「放射能測定結果報告書及び分析結果(うどん)」(PDF1.02MB)
「放射能測定結果報告書及び分析結果(ラーメン)」(PDF1.02MB)
<お店の紹介>
就労継続支援B型「ワークセンターしおさい」
管理者/矢吹美和
〒971-8161
福島県いわき市小名浜諏訪町1-10
社会福祉法人誠心会 ワークセンターしおさい
TEL:0246-73-2077
FAX:0246-73-2078
(しおさい)
※商品に関するお問い合わせや購入希望などは、こちらへお問い合わせください。
<学生のレポート>
~『ワークセンターしおさい』へ取材に行った、学生たちのレポートをお届けします~
「しおさい」とは・・・・・・
社会福祉法人「誠心会」運営の就労継続支援(B型)事業所です。バス停が近く、利用者の方が通いやすい場所にあります。誠心会は市内で多角的に福祉関連事業を展開する社会福祉法人です。今回は「しおさい」について、理事長の松﨑有一さんと職員の佐川直実さんにお話を伺いました。
右上の写真は「しおさい」の入り口の概観です。
「しおさい」ではうどんが評判と聞きました。何か作るきっかけなどありましたか?
「しおさい」は十年前に小規模通所授産施設として始まりました。当時はうどんを主製品にする事業所は珍しく、自慢の製品として売り出していきたいという理事長のアイデアがきっかけでした。現在はさらに、さぬきうどんやきしめん、ラーメンなど、製品の幅を広げています。一番人気は、やはりうどんです。
うどんへのこだわりなどがあれば教えてください
生産の際、高性能の機械(右の写真)とともに、手打ちの作業も取り入れており、コシの強いうどんができます。また、「人が変わるとうどんも変わる」というように、麺はその日の天候や季節等に影響をうけるので、細心の注意が必要です。水分量等を調節しながら、最新の注意を払って作っています。
お客様の中には、「しおさいのうどんだから」という理由でうどんを求めて下さる方もいらっしゃるので、とても誇りをもってうどん作りに励んでいます。
作業の際に心がけていることはありますか?
しおさいの特徴に、「静かな環境で、集中して作業がしたい方」が集まっている点があります。うどん作りの作業には刃を使うところがあり、そこは職員が行います。その一方で、作業の大半は利用者が当番制で行っており、だれでも参加できるようになっています。
私たちが心がけているのは、すぐに作業に手や口を挟んでしまうのでなく、利用者が自ら時間をかけて作業を行うことを粘り強く待ち、成長を見守っていこうとする姿勢です。
こうした姿勢は、障がい者就労支援に特別なことではなく、一般の就労にも通じるのではないでしょうか。就労には利用者一人一人の個性が深く関わってきますし、支援にあたっては苦手な点や個性を把握し、準備するのが大事だと思っています。
震災当時のことを教えてください。
震災が起こった後、事業所内で作業していた職員の冷静な判断で、すみやかに職員・利用者とも避難しました。そのときには事業所に張り紙を貼り、販売へ出かけていた他の職員にも事情が伝わるようにしました。また、作業の再開には時間がかかりましたが、まずは職員で集まり、うどん作りを始めました。そして、系列の入所型施設などに届けるなど、作業の継続と復旧に尽力しました。
何か困ったことはありましたか?
幸い、津波の被害はありませんでしたが、水が止まり、ガソリンも手に入らず、うどんの配達に大変苦労しました。震災から一か月後には、利用者も一緒になってうどん作りを再開しましたが、震災の影響で販売先が減少し、当初、売り上げが減ってしまいました。
この経験を経て、なにか今後の目標はありますか?
作業の質の向上を目指したいです。うどんの品質の維持はもちろん、売上の増加を目指しています。そして、一般就労に向けたステップとして、利用者のみなさんがどんな環境でも落ち着いて作業のできる力を身につけてもらえるよう、見守っていきたいです。
学生の感想
前回取材で伺った「ふじみの園」と同じ系列の通所型施設にお邪魔させてもらい、以前に伺った入所型施設とは異なった就労の場を見学させて頂きました。職員の方の志が高く、利用者の方々の一般就労へのステップを視野に入れている姿が印象的でした。また、職員の方の「待つ」ことが大切だという言葉に感銘を受けました。(ばんちょー)
理事長の松崎さんと職員の佐川さんがとても気さくで、和やかな雰囲気で取材をさせて頂きました。印象的だったのが、一般就労へのステップとして、職員の方々が互いにカバーしあいながら作業をサポートしているお話でした。そして、理事長と佐川さんの関係から、意見を言い合える風通しのよい雰囲気を感じました。このような環境で作られたうどんだからか、とてもおいしかったです。(おみお)
今回の取材では、作業用の機械や季節ごとの分量表などを見せて頂きました。「人が変わるとうどんも変わる」という言葉に、作業工程への強いこだわりを感じ、「しおさいのうどんだから」と、購入するお客さんの気持ちがわかりました。(どんちゃん)