<学生のレポート>
~今回私たちは、「いわき夢ワインを育てる会(IWGP)」による「IWAKI YUME WINE2016 発表会&懇親会」にボランティアスタッフとして参加しました。そこで感じた「いわき夢ワイン」の魅力をレポートします。~
*イベントの概要
[日時]平成29年6月10日(土)
・総会 16:00~16:30
・講演 16:30~17:00
・発表会&懇親会 17:20~19:30
[場所]ラトブ6階 いわき産業創造館 企画展示ホール
〇ボランティアスタッフとして参加!
私たちはまず会場設営をさせていただきました。続いて当日のメインイベントである「いわき夢ワイン」の発表会&懇親会に備えて、ワインの開け方も教えていただきました。生まれて初めてコルク栓をされた本格的なワインを開けることになり、非常に緊張しました。
16時になると、「いわき夢ワインを育てる会」の第3回総会です。総会では、この会の1年間の活動報告、また今後の活動予定について説明がありました。
そして私たちがとても強い印象を受けたのが、日本葡萄酒革進協会(JWIS)理事の北村秀哉氏による「ふくしまワインベルト構想について」と題した講演です。「ヨーロッパのワインの産地」と「浜通り」は気候や風土が似ていること、有名なワインが決して恵まれた環境ではなく、その土地特有の工夫で有名になったことなど、北村氏の講演は発見の連続で聞いていて思わずワクワクした気持ちになりました。そして、「日本のワインといえばいわき」となるよう、「いわきにワイン文化を根づかせたい」という北村氏の言葉が胸に響きました。
〇いわき夢ワインの発表会&懇親会
休憩をはさんで後半は、いわき夢ワインの発表会&懇親会です。
乾杯酒のスパークリング梨ワインがグラスに注がれると、会場全体の期待感がクライマックスに!!
乾杯後は、テイスティングタイムの始まりです!いよいよ私たちの出番です。なんとティスティングワインのサービスを担当させていただきました。
それぞれテイスティングコーナーの配置に着くと、早速お客さんが押し寄せてきました。
ワインを注ぐのが初めてだった私たちですが、お客様に助けていただきながらも少しずつ慣れていきました。
14種類ものワイン(+数種類)が味わえることもあり、フランス料理店Hagiのオーナーシェフである萩春朋さんのおいしいお料理と合わせてテイスティングも進みます。
「メニューのワイン全部飲んだよ」「もっと多めに注いで」といってくださるお客様もいらっしゃるほど、ワインは大好評で、「おいしいおいしい」とワインを堪能して興奮冷めやらぬ…といったところで盛会のなかでお開きとなりました。お客様との会話の中でワインのもつ魅力を改めて知ることができました。
今回のイベントの参加者は、「いわき夢ワインを育てる会」の会員の方が中心でした。11月には「ヌーヴォー祭」が開催される予定ですので、ぜひ「いわき夢ワイン」を一度口にされてみてはいかがでしょうか。
「いわき夢ワインを育てる会」にご関心のある方はこちらのウェブサイトをご覧ください。
→ http://iwakiwinery.com/index.html
〇いわきワインの魅力にふれる
今回ボランティアスタッフとして参加させていただいたことで、いわきワインの魅力を存分に感じることができました。そのなかで、ブドウ栽培を管理担当しているスタッフの方から聞いたお話がとても心に残っています。「自分の生活の時間をぶどうにあわせていく。それは子供を育てることと同じこと。福祉やどの分野であっても自分がされて嫌なことはしてはいけないように、ぶどうを育てる」のだと。ブドウからワインに至る過程には、萩さんのこうした真摯な仕事があるのだと思いました。
〇未来に向けて…
スタッフの方々の熱い思い。会員の方々の応援と満足そうな様子。いわきの地で大切に育てられた「いわき夢ワイン」が、今後多くの方々の口に届き、いわきにワイン文化が育まれ、世界中の人がいわき夢ワインを知っている…という未来(夢)を思い描きました。
いわき出身の学生として、こうした壮大な「夢」にふれることができたことは、私たちにとってとても大きな出来事でした。今後も「いわき夢ワイン」の未来に、積極的に関わっていきたいと強く願っています!!
<学生の感想>
今までワインと関わる機会があまりなかったので、最初は仕事と思って参加したのですが、スタッフとお客様の情熱と笑顔にふれて、ワインの魅力を知ることができました。会の終わりには、今日来てよかったなと思えるようになりました。(服部)
初めてワインに触れる機会をこんなに素敵なものにしていただけて感動でした!数ある復興事業の中でも「食」に関わるものはより浸透しやすいと思うのでこれからいわき夢ワインが広まっていくのがとても楽しみです!!(幕田)
いわき夢ワインには、ワイン造りに携わった多くの人の想いや夢が詰まっていると感じました。皆さんがおいしそうにワインをテイスティングしているのをみて、私も夢ワインをぜひ味わいたいと思いました。(渡邉)
職員の方がワインにとても自信をもっておられた姿がとてもかっこよく、羨ましいと心から思いました。そこには多くの時間と努力、そして情熱が注がれているのだと実感しました。また、今回一緒に参加したメンバーと協力しながらイベントを作りあげることができて本当に良かったです。(江井)